ユーフォニアム奏者 木村玲のコラム”UNVEILED”《第四回》
《先生の探し方》
先生の探し方、選び方は「必ずご紹介や推薦をいただくこと」です!
特に中高生の皆さんはご自身が良いと思った奏者ではなく、学校の先生や楽器店でご紹介をいただいた先生に習うことをお勧めします。そして一度レッスンを受けてみて、まずは先生の技術や音楽性に感銘を受けるかどうか、さらに先生との相性や目指す目標の一致度、熱量や信頼を感じられれば、あとはひたすら信じて突き進まれてください。
本格的に音楽を続けていく上で、楽器の先生との関係は人生の中でも本当に大きな出会いで、厚い信頼関係を築いていきます。偶然の出会いやさまざまな巡り合わせはあると思いますが、どんな先生に習うかで、この先の人生どこまで成長できるかの半分は決まります。
私は木村先生、露木先生のどちらもご紹介をいただきレッスンを受けさせていただきました。偶然にもレッスンに通う前に木村先生のリサイタル、露木先生のリサイタルがありましたので、どちらも親と3人でご挨拶も兼ねて聴きに行かせていただきました。その時のことは今でも鮮明に覚えていて、暖かく生徒として迎えていただいてこと、ずっとこの先生のそばにいたいと思えるような出会いがあったことが、本当に幸運なことでした。
また飯田先生は浪人時代にソルフェージュのレッスンを受けさせていただくところから始まり、留学先のコロンタンも、名古屋音大でマスタークラスを受けさせていただいたのが始まりで、露木先生が引き合わせてくださったことがきっかけです。
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《合格に向けての取り組み》
私は高校2年生から本格的に受験対策を始めて、2年生の間に志望校の課題の全ての範囲を吹けるようにしていました。高校の先生に毎週個別のレッスンの時間をとっていただき、エチュードをどんどん進めていっていました。
受験までに課題を何周できるか、どれだけミスなく吹けるか、また音楽的な才能をどこまでアピールできるか、などをよく考えていました。僕はとにかくミスが多かったので、奏法のことから息使いから、いろんな面で技術が足りていないことが多かったと思いますし、「良い演奏、よく吹けた時の感覚を体に覚え込ませるように」と、よく言われていたと思います。もちろん課題は木村先生、露木先生のレッスンでもご指導いただいておりましたが、高校の先生にほぼ毎週かかさずにご指導いただけたことが、僕にとって大きな成長につながったと思います。やはり日々の練習が1番大切なんだと思います。
内容は2オクターブの音階、コープラッシュのNo.6~No.33(No.10~No.44くらい?)、ロッシュのいくつか、課題曲の「コンサートピース/デ・ラ・ヌー」と「アンダンテとロンド/A.カプッツィ」が私の課題曲一覧でした。浪人で挑んだ東京藝大は1回目より試験範囲が少し増えたので、コープラッシュはとにかくたくさん練習した記憶があります。
ソルフェージュについては、高校で毎週授業を受けていたので、かなり早い段階から過去問を解いていたように思います。これは先生のご指導が本当に素晴らしかったので、ソルフェージュ(調音、和声、視唱、楽典など)はほとんど難なく点数を取れていたと思います。実際に大学に入ってからもソルフェはトップのクラスにいました。この辺はご自身が持っている音感が重宝されるので、人それぞれ得意不得意があると思いますが、ソルフェージュは訓練していくものなので苦手な人は早めに対策を心がけていただければ大丈夫だと思います。
また国公立大学を目指されるのであれば、お勉強も(国語と外国語の2教科だけでも)可能な限り努力された方が良いと思います。もちろんメインは専攻楽器の実技ですが、合格者の少ない(倍率の高い)学校に挑戦される場合は、そこも大きなポイントになることがあります。
最終的に第一志望には合格できていないので、受験に関しては2連敗ですので参考になるかは分かりませんが、私は愛知県芸に入学できて本当に良かったと心から思います。
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《音大受験前のレッスン》
高校1年生 :月1回 木村先生
高校2年生:月2回 木村先生
高校3年生:月2回 木村先生、露木先生 それぞれ1回ずつ(かなり贅沢)
浪人時代 :月4回 飯田先生、露木先生は2ヶ月に1回程度
私はこれまでに大阪音大教授の木村寛仁先生、愛知県芸講師(東京音大教授)の露木薫先生、大阪音大講師の飯田裕貴先生の3人の先生に習ってきました。
中学生の時は個人レッスンをほとんど受けたことがなかったので、まずは月1回から始め、慣れてきた頃に月2回に増やしていただきました。
高校3年生からは木村先生と露木先生の両方のレッスンに通っていました。これは贅沢でかなり珍しいことだと思いますが、当時露木先生のレッスンが毎月絶対受けれる状況ではなかったので、露木先生から「地元の先生に毎月習ってください」と言われておりました。浪人時代は飯田先生に本当にお世話になりました。
それに加えて学校で高校の先生に週2~3回エチュードを指導してもらったりしていたので、私にとってはレッスンの回数は多かったと思いますし、このレッスンのおかげで成長できました。
ですが、回数が多ければ多いほど良いというわけではないと思います。1番大切なのは「個人練習で自分で自分を成長させること」なので、先生に頼りっきりなのも少し違うとも思っています。
私は高校生の時に1人で何もできませんでしたので、このくらい学校の先生に管理されている方が良かったと感じています。身近な先生と二人三脚で受験に向けて訓練を続けられると良いですね!
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<一問一答コーナー>
Q. 飛行機での楽器の持ち運びはどうしてますか?
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まず大前提として、国内線・国際線を問わず最も確実で安全なのは「追加座席(エクストラシート)を購入して機内に持ち込む」ことです。万が一、荷物として預けた際に事故や破損が起きても、航空会社からの補償は期待できません。
私の場合は、国内線や短距離便では、ベッソンの純正ハードケースに入れて預け荷物(受託手荷物)として預けています。ケース内にはタオルやTシャツなどを敷き詰めて衝撃や振動を極力抑え、仕上げにケースが開かないようベルトでしっかり固定。チェックイン時には「楽器なので上に重い荷物を載せないでほしい」と必ずスタッフの方にお願いしています。
一方、国際線などの長距離便では、ソフトケースに入れて手荷物として持ち込むこともあります。大型機であれば上の棚に入るサイズ感ではありますが、これはあくまで「サイズ超過」であり、本来は機内持ち込み対象外です。
搭乗時に呼び止められた際、「精密な楽器なので預けられない」と英語等で断固として主張・交渉する必要がありますし、最悪の場合はその場で持ち込みを拒否されるリスクも十分にあります。(※ソフトケースのまま預け荷物に回されると破損の危険が極めて高いため、本来はお勧めできない方法です)
予算と破損リスクを天秤にかけ、ご自身の状況に合った最善の方法を選んでください。大切な楽器が無事に届くことを心から祈っています!
※航空会社や搭乗する機材(大型機・小型機)、国際線・国内線の違いによって手荷物の規定は大きく異なります。また、持ち込みルールやサイズ制限は変更される場合があるため、渡航前には必ずご利用になる航空会社の最新ルールをご確認ください。
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✏️木村さんへの質問を募集しています💭
いただいたご質問はコラムなどで回答させていただく予定です。
下記リンクからぜひお気軽に質問をお送りください!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeu6OEBAcMsYsorxI8di-wOL5Qg0IbeLuYWb7pFW3nkqGuh4g/viewform?usp=header